CGIとは、一言でいうと「来訪者や、その注文に合わせたホームページを実現するためのシステム」のことです。
通常のホームページでは、あらかじめ作られたページのデータが、サーバーというコンピューターに置いてあります。
ユーザーがサーバーに対して「このページ見せて」とアクセスして来たら、それを表示するというシステムになっているのです。
一方、CGIを使う場合は、サーバーに置いてあるプログラムにアクセスしてもらうことができます。
ユーザーがアクセスして来たら、そのプログラムが動いてその場でデータを作成し、それを表示するというシステムになっています。
つまり、普通のホームぺージは、あらかじめ作られているデータしか表示できないので、ユーザーが誰であっても同じ物しか表示できませんが、CGIだとユーザーに合わせた物を表示することができるということです。
このようなCGIを使うことで、来訪者に合わせた動きをするホームページを作ることができます。
例えば、A男さんがアクセスして来たとしたら、表示するデータの中に「A男さんようこそ」などと記載することもできますし、B子さんがアクセスして来たら、「B子さんようこそ」と記載することもできるのです。
また、CGIを使うと、表示するデータを作るのと同時に、別の作業をすることもできます。
例えば、「A男さんが訪れました」という履歴をサーバーに記録することもできますし、「来訪を知らせるメールを送信する」、「アクセスカウンターを回す」、「その人に対してはホームページを表示させない」など、いろいろなことが可能です。
これを実現するシステムが、CGIなのです。